鞍手町のお寺様にて、参道コンクリートの打ち直し工事を行いました

遠賀、鞍手、中間、北九州を中心とした地域にてお墓のお仕事をさせていただいております、共同石材株式会社の中嶋です。鞍手町のお寺様にて、参道コンクリートの打ち直し工事をさせていただきましたので、ご紹介いたします。

 

鞍手町 お寺の参道工事

 

今回は、コンクリートの参道の幅を広く打ち直す工事をさせていただきました。以前ご相談をいただいてお見積り等差し上げていたのですが、ご予算のご都合もあって検討されていました。そしてこのたび、やっぱりお願いしたいとご連絡いただきました。

 

こちらがご相談をいただいた参道です。奥に見えるのが入り口で、そこからこのようなコンクリートの参道が続いています。十分にきれいにお掃除されているのですが、実は以前から、参道の幅が狭いことに悩まれていました。

 

入り口付近です。植木のお手入れで伐採した枝を運ぶ際、軽トラを中に入れて作業することが時々あるそうなのですが、幅が狭いため参道から軽トラがはみ出して土の部分に轍ができてしまい、雨の日に泥が溜まってしまうそうです。ひとまず参道の脇にこのように板を敷いて対策をされていましたが、この幅を軽トラも通れるくらいもう少し広くできないかとお考えでした。一度お見積りを差し上げていましたが、その後も「どのくらいの費用でできるのか」「どのくらいの幅にしたらよいか」など、色々とご相談に乗って、できる限りご希望に沿うように調整して、工事をお任せいただけることになりました。

 

工事が始まっています。まずは、古いコンクリートの参道を割ってはつっています。

 

入り口部分まで、全てはつって取り外しました。改めて参道を設置する場所は、両端の地固めする部分を掘り下げています。

 

入り口から奥へ進んだところも、同じように両端を掘り下げました。

 

掘り下げた場所に、印のように砕石を入れました。その後、ランマ―という機械でしっかり締め固めます。

 

今回は、参道の縁石としてこのような御影石を設置することになりました。先ほど締め固めた部分にまずはこの縁石を設置していきます。石の高さや方向の目安となる黄色い糸を張って、石をまっすぐ据え付けていきます。接合部はボンドを塗布しています。

 

ボンドと併用して、内側の見えない部分にステンレスの金具を取り付けてしっかり固定します。必要な部分にすべて縁石を設置したら、次は縁石の内側にコンクリートを打ちます。

 

砕石を敷いて固めてからワイヤーメッシュを敷いて、コンクリートを打つ準備が完了です。ワイヤーメッシュを敷くことで、コンクリートが割れにくくなります。

 

石と石の間、ワイヤーメッシュを敷いた場所に生コンを入れて、表面をならしていっています。左官職人さんと共同で行いました。

 

生コンを入れ金コテで抑えました。乾かないうちに刷毛引きをして完了です。

 

とてもきれいに仕上がりました! 縁石を設けたことで、丈夫で見た目にもきれいな仕上がりです。

 

横方向に細かい筋のある刷毛引き仕上げで、雨の日など濡れても滑りにくくなっています。少しでも滑りにくく安全にお参りいただけるように配慮しました。歩く場所には、安全性を考えて刷毛引き仕上げをすることが多いです。

 

お客様は、工事の様子も時々ご覧くださっていました。完成後は大変喜んでいただけて、後日お会いした時に「もう車で通られましたか?」と伺うと、「あんまりきれいでもったいなくて、まだ通ってないよ」とおっしゃっていました^^ 次に植木のお手入れをされる際には、とても気持ちよく、快適に作業していただけますね!ちょうどお参りに来られた檀家の皆様も、「わあ~きれいになりよるね!」とおっしゃって喜んでくださっていました。お寺様や檀家の皆様のお役に立てることがありましたら、またいつでもお声かけくださいませ。

今回は、普段のお墓のお仕事から少し離れ、参道のコンクリートの打ち直し工事をさせていただきました。弊社では、お墓の仕事に比べると多くはありませんが、お墓周りの草が生えないようにしてほしいというご依頼でコンクリート工事を行うこともたびたびあります。今回のように面積が広い場合は左官職人さんと協力して行いますし、ちょっとした仕事であれば弊社だけでも行っています。「こんなことも頼んでいいの?」と思われるかもしれませんが、お墓周り全般のことならなんでもお気軽にご相談ください^^