宗像市にて、お墓の周囲の犬走りの打ち直し、金箔貼り直し・目地打ち等の工事

遠賀、鞍手、中間、北九州を中心とした地域にてお墓のお仕事をさせていただいております、共同石材株式会社の中嶋です。宗像市にて、お墓の周囲の犬走りの打ち直し、金箔貼り直し・目地打ち等の工事をお任せいただきましたので、ご紹介いたします！

宗像市山墓地 8㎡お墓周囲セメント塗り直し、金箔貼り直し、法名碑追加彫刻工事

今回は、宗像市内にお墓をお持ちのお客様からのご依頼です。親御様が亡くなられてご納骨のご予定があり、追加の彫刻とあわせ、この機会にお墓をきれいにしておきたいとご相談いただきました。10年ほど前に奥様のご実家のお墓を建てさせていただいた方で、そのときに「いずれうちの墓も・・・」とお話をいただいていました。

お墓へ向かう道です。宗像市内の山の中で、この先に墓地がありました。

拓けたところに出ると、墓地が見えてきました。周りを木に囲まれた場所に、数基のお墓が建てられています。

こちらがご相談いただいたお墓です。立派なお墓で、植栽もきれいにお手入れされています。

お墓本体です。蓮華付きの立派な和型墓石で、大切にお参りされている様子が分かりますが、正面文字の金箔はかなりはがれてきていました。家紋なども同様です。

こちらは周りの石貼り部分です。汚れが溜まり、石と石の間の目地が取れていることも気にされていました。

また、特に気にされていたのが、お墓周りのコンクリート部分、「犬走り」のひび割れです。お墓の四方に犬走りがあるお墓で、こちらはお墓の手前側です。

お墓の後方です。印のようにヒビが大きく入り、割れた部分は下がってしまっていました。見たところ、犬走りの下は鉄筋なども入っていないことがひび割れの原因になっているようでした。

建てられてから30年ほど経っていますので、ちょうどお手入れが必要なタイミングでもあります。お客様も、「自分が元気なうちにしておきたい」と今回ご連絡くださったそうです。現地を確認してご希望をうかがい、最終的にはお名前の彫刻と金箔の入れ直し、目地直し、犬走りの打ち直しをご依頼いただきました。

工事が始まっています。まずは、犬走りの打ち直しからスタートです。古いコンクリートを割って取り除いたら、砕石を入れて地面を転圧して木枠を組み、コンクリートを打つ準備をしています。

今回の工事では、鉄筋をお墓の基礎部分に差し込んで、今後は犬走りだけが下がらないようにしました。鉄筋は等間隔で全体に入れました。

さらにワイヤーメッシュを入れて、コンクリートの強度を高めます。準備ができたらコンクリートを流し込んでいきます。

コンクリートを均一に流し込んで表面をならしていきます。お客様のご希望もあって、コンクリートは厚めに打ちました。

全体のコンクリートを打ち終わりました。このあとしばらく養生して、しっかり固まったら完成です。

表面は、お墓から外側に向かって少し傾斜を付けて、水がたまらず流れていくようにしています。

養生を終えたら、木枠を取り外します。あとはお墓の金箔などをやり直して、工事完了となります。

すべての工事が完了しました！

お墓本体です。今回は洗浄はご依頼いただかなかったのですが、お客様が「機械を持っているから自分でしておく」とご自分できれいにしてくださっていました。きれいになったお墓の正面文字と家紋、法名碑の額字部分の金箔を入れ直し、さらに明るくすっきりしました！

石貼り部分の目地もしっかり入れ直しました。隙間に雨が入ることもありません。

外柵も目地を打ち直しています。犬走り部分は外側の土をきれいに埋め戻し、お掃除をして完了です。コンクリートの角の部分は、かけにくいように斜めにカットされています。

お客様は工事中もちょこちょこ見に来てくださって、「だいぶ厚くなっとるね！」と犬走りの出来も十分だったようで、金箔の仕上がりも「いいごたる」とご満足いただけました^^　仕事ぶりを評価いただいけたのか、近くにお墓をお持ちのご親戚様をご紹介いただき、近いうちに見に行かせていただく予定です。本当にありがたい限りです。10年ほど前に奥様のご実家のお墓の建立でお会いしたときからお墓のことをおっしゃっていましたので、おそらくずっと以前から気になっておられたのだと思います。ご自分の元気なうちにともおっしゃっていましたので、今回きれいになって安心していただけたのではないでしょうか。このたびは、ずいぶん前のご縁にもかかわらずまたお声かけいただきまして、ありがとうございます。お参りされていて何かお困りの際には、またいつでもお気軽にお声かけいただければ幸いです。