北九州市八幡西区にて、扉式(地上型)納骨室へのリフォーム工事

遠賀、鞍手、中間、北九州を中心とした地域にてお墓のお仕事をさせていただいております、共同石材株式会社の中嶋です。北九州市八幡西区にて、地下型の納骨室を扉式(地上型)納骨室へリフォームする工事をさせていただきました!

 

北九州市八幡西区野墓地 納骨室改修工事、セメント塗り工事

 

今回のお客様は、工事をしているときにたまたまお会いしてお話をさせていただいたことがご縁でお声かけいただいた方です。今年の3月のお彼岸前頃に八幡西区の墓地で、地下に納骨室のあるお墓を扉型(地上型)の納骨室にリフォームする工事をさせていただいていました。そのときお参りに来られていた方にお声かけいただいたので、どんな工事をしているのかなど少しお話をすると、「うちのお墓も同じ(地下型)だから」と興味を持たれていたようでした。その後、そのリフォーム工事のお施主様から弊社のことを聞いて、ご連絡をくださいました。

 

こちらが今回ご相談いただいたお墓です。地下に納骨室がある、昔ながらの造りのお墓です。樹木が多く落ち葉もたくさんあるのですが、こまめにお掃除をされていて、大切にお参りされていることが分かります。

 

山口県産の徳山石で作られた立派なお墓です。こちらのお墓は、お墓手前の線香立の下の蓋石を取り外して納骨する設計になっていますが、重い蓋石を取り外すだけでもなかなか大変そうです。お客様は、納骨室は深くて狭いものの昔は中に入って自分で納骨をしていたそうですが、歳を取ってそれも難しいし…とお悩みでした。ご納骨しなくてはいけない仏様があったこともあって、どうしようかと考えているとき、ちょうど扉型納骨室のお墓工事をしているのを見て、「これなら納骨もしやすくて良いのでは」と思われたそうです。そこで、扉付きの納骨室のみを新しく作成、お墓本体はそのまま納骨室の上に設置する、扉式納骨室のお墓へリフォームすることになりました。

また、お墓については花立に水抜き穴がなかったので、花筒を入れられるように加工すること、土間コンクリートが傷んでいるので塗り直してほしいとご希望でした。

 

工事が始まっています。まずは宗教儀式をしてご遺骨の取り出しをお手伝いし、お墓本体を取り外します。今回は費用面を抑えるため、地下の納骨室部分は砕石を入れて埋めました。

 

納骨室をきれいに埋めて、お墓周りの古いセメントもはつってとりのぞき、新しくお墓を据え付けられる状態になりました。

 

新しい納骨室を中央奥に設置、同様に新しく作成した踏み石なども設置して、周りはコンクリートが割れにくいようにワイヤーメッシュを入れて準備をします。

 

ワイヤーメッシュを入れた土間部分に、生コンクリートを流し込み、表面を丁寧にならします。

 

こちらはお墓の周囲、犬走り部分です。こちらもコンクリートが打たれていましたが、少し傾斜地なので土が水で流れて行ってしまって段差になっているような状態でしたので、新たにコンクリートを打ってほしいとご要望がありました。同じように、木枠を組んだ部分にワイヤーメッシュを敷いてコンクリートを打ちます。

 

新しい納骨室の上に墓石を設置、お墓周りの犬走りもきれいに仕上げて、リフォーム完成です!

 

お客様がご希望だった、観音扉の地上型納骨室のお墓です。扉にある丸いものは空気口で、納骨室内に湿気が溜まらないよう、ここから外気を循環させます。かんぬきには鍵をかけられるようになっており、防犯面も万全です。また、花立は加工してステンレスの花筒を入れ、ご希望で線香蝋燭立てを屋根・扉付きのものに取り換えました。墓誌には、今回ご納骨される方のお名前も追加しています。

 

土間部分です。塗りたてなので少し色が濃く見えますが、乾くと白くきれいになります。階段から段差がないようきれいになめらかに、水が溜まらず流れていくようにわずかに傾斜をつけて仕上げています。

 

土が流れてしまっていた犬走りの周りも、この通りきれいな仕上がりです。以前のように雨上がりでもぬかるまず、快適になると思います。

 

ご納骨のお手伝いもさせていただきました。お客様には大変喜んでいただけました。「お墓のことで子どもたちに迷惑をかけないよう、自分達の代でなんとかしておかないと…」と思っておられたそうなので、今回の工事で納骨がしやすく、管理もしやすいお墓になったことで、とても安心されたご様子でした。このたびは弊社に工事をお任せいただきまして、ありがとうございました。思わぬところでご縁をいただき、ありがたく思っております。何かお困りのことがございましたら、どうぞまたお気軽にお声かけください!

今回のように、地下式の納骨室を扉型(地上型)の納骨室にリフォームしたい、というご相談は多いです。深さがあって自分では納骨できないからというだけでなく、地下型の納骨室はどうしても湿気で内部がジメジメしているから、ということもリフォームを希望される理由のひとつになっているようです。実際に、水が入ってしまってお困りだったケースもあります。その際、もちろんすべて取り外して新しく作り替えることもできますが、お墓の状態や強度などを確認して、利用できるものは可能な限り利用することで、工事にかかる費用を抑えることもできます。これまで守ってきたお墓そのものを残すこともできますし、できる限り費用を抑えて、日頃のお参りだけでなく将来にわたって管理しやすいお墓になり、安心して受け継いでいっていただけるのではないでしょうか? 同じようにお困りの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください^^

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