魂抜きから手続きのお手伝い・改葬先への納骨まで、トータルでお墓じまい。遠賀霊園21区

遠賀、鞍手、中間、北九州を中心とした地域にてお墓のお仕事をさせていただいております、共同石材株式会社の中嶋です。遠賀霊園21区 にて、遠方にお住まいのお客様より、魂抜きから手続きのお手伝い・改葬先への納骨まで、トータルでお墓じまいをお任せいただきました。

 

遠賀霊園 21区 4㎡ お墓じまい

 

弊社でお墓を建立させていただいたお客様から、お墓じまいをご相談をいただきました。もともとこちらにお住まいでしたが県外にお引越しされたためお墓を見ていくことができないので、お墓じまいを検討されていました。

 

遠賀霊園21区にあったお墓です。30年ほど前、私が今のお仕事を始めたころに弊社で建てさせていただきました。お墓そのものは移設せず、ご遺骨のみを永代供養墓へお引越しします。

また、今回のお墓じまいにあたっては、お客様は遠方でこちらにお越しになるのが難しいので、お墓じまいの色々な工程を任せられないかとご相談がありました。具体的には、魂抜きや改葬許可手続き、ご納骨先のご案内などです。現地確認をしてお見積りを差し上げ、お墓じまいをお任せいただけることになりました。

 

魂抜きのようすです。お寺様の手配もご依頼いただいたので、知り合いのお寺様にお願いしてご一緒に手を合わせ、仏様にお墓じまいのご報告をしました。その後ご遺骨を取り出して、弊社でご案内した永代供養先へお持ちしました。

 

ご遺骨を取り出したら、お墓の解体作業に入ります。お墓本体や法名碑などをとりはずしたところです。土台の外柵部分もこれから取り外していきます。

 

外柵を取り外して、基礎コンクリートのみになりました。遠賀霊園のお墓じまいでは、こちらもすべて解体していきます。

 

基礎コンクリートを破砕しました。こちらをすべて搬出して、更地に戻していきます。

 

破砕した基礎コンクリート片もすべて取り除き、くぼんだ場所はバラス(クラッシャーラン)を入れて埋め戻します。遠賀霊園では、埋め戻す方法については特に指定はありませんが、弊社ではより草が生えにくいようにバラスを入れて仕上げています。

 

表面を整えたら、工事完了です。後方のブロック壁は霊園既設のもので、この区画の横並びのお墓の後ろ側の壁になっているので、このまま残して工事完了となります。お墓じまい工事では、「これはすべて解体して撤去する」「ここはこのまま残しておく」など、霊園によって個々の決まりがありますので、墓地の管理者の方に事前によく確認しておくことが重要です。このブロック壁については遠賀霊園ならではの決まりです。弊社は遠賀霊園での施工の経験が多数ありますので、建立工事やお墓じまいなどでの基本的な決まりは熟知しております。

 

お客様にもお写真をお送りし、工事完了のご報告を差し上げました。遠方のお客様には最後までお会いすることはできませんでしたが、お寺様の手配から手続きのお手伝い、永代供養先へのご納骨まで「全部してもらえたので助かりました」とひと安心されたご様子でした。長い間、弊社で建立させていただいたお墓を大切にお参りいただきまして、本当にありがとうございました。最後まで手伝いさせていただくことができてありがたく思っております。どうぞこれからもお元気でお過ごしください。

お墓じまいは年々増えており、遠賀霊園でもやはりよくいただくご相談のひとつです。お問合せの内容としては、「お墓じまいにあたって遺骨をどうしたらいいか」とお悩みの方が多いようです。お墓じまい後のご遺骨の行き先をどうするかについては、実は色々な方法があります。どういう形でご供養をしていきたいか、ご希望に応じた方法をご提案・ご説明いたしますので、もしお悩みの方がおられましたら、一度お気軽にご相談いただければ幸いです。