永代供養墓への改葬に伴うお墓じまい工事。鞍手町の野墓地にて

遠賀、鞍手、中間、北九州を中心とした地域にてお墓のお仕事をさせていただいております、共同石材株式会社の中嶋です。鞍手町の野墓地にて、永代供養墓への改葬に伴うお墓じまい工事を行いましたので、ご紹介いたします。

 

お墓解体工事  鞍手町野墓地

 

お世話になっているお寺様から、お墓じまいをお考えのお客様をご紹介いただきました。お墓を継いでいくのが難しいため、お墓じまいをしてご遺骨をお寺様の永代供養墓へ移したいとご希望でした。お墓があったのは鞍手町にある野墓地でしたが、お客様がお寺様に相談されたことで、弊社にお話しをいただきました。

 

こちらがご相談のお墓です。50年以上は経っている昔からのお墓でした。石積みの土台がある立派なお墓です。土台が納骨スペースになっています。

 

建てられて年月が経っていますがきれいにされていて、大切にお参りをされている子がうかがえるお墓でした。近くにお住まいの方でしたので、まめにお参りをされていたのだと思います。現地を確認してお見積りを差し上げ、工事をお任せいただけることになりました。

工事の前に、お寺様にお経をあげていただいて魂抜きを行いました。その後、ご遺骨の取り出しのお手伝いもしました。納骨室はとても深さがあり、納骨口もギリギリでしたがなんとか体を入れることができました。取り出したご遺骨はお客様にお渡ししてそのままお持ちになりました。

 

工事が進んでいます。お墓本体を上から順に取り外していき、台座の途中まで取り外しました。土台となっている納骨室部分も解体していきます。こちらの墓地はお隣との間隔が広かったですが、お墓が密集した墓地や霊園の場合は、両隣や前後のお墓に万一にもぶつからないように注意して、慎重に取り外していきます。

 

重機が入れる場所でしたので、石の取り外しや納骨室部分の破砕もあわせて進めます。昔ながらのお墓でコンクリートはそれほどなかったのですが、納骨室は内側がレンガで作られていました。挟む部分でどんどん掴んで、周りの間知石なども同じように取り外していきました。

 

石やレンガなどの取り外しが終わりました。これらはすべて、御影石、コンクリート、土などに分別しながら搬出、更地に戻したら工事完了です。

 

工事が完了しました!

重機でしっかり地固めをして仕上げました。

 

お参りの方が歩くこともそれほどない場所ではありますが、ある程度しっかり踏み固めておけば歩きやすく、そのままにしておくより草も生えにくくなります。

 

工事が終わってご連絡を差し上げると、すぐに見に行ってくださったようで、「きれいになって安心しました」とホッとされたご様子でした。このたびは弊社にお墓じまい工事をお任せいただきまして、ありがとうございました。

お墓を守っていくのが難しいことから、お墓じまいをして永代供養へご遺骨を移したり、お墓そのものを引っ越ししたりするご相談は多いです。「お墓をどうしたらいいか」というお問い合わせも多く、何とかしないといけないけれどどうしたらよいか分からない、という方も多いように感じます。お墓じまいや引っ越しは、改葬先の確保以外にも手続き関係など煩雑なこともありますので、お客様にとっては戸惑ったり不安に思うこともあると思いますし、永代供養や引っ越しなどの方法についても多様化していて色々な方法があるので、よく分からないという方も多いと思います。お墓のことやご遺骨のことで、ご不明な点、心配な点などございましたら、なんでもお気軽にご相談いただければ幸いです。

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