鞍手町の野墓地にて、お墓周りの土間コンクリート拡張工事

遠賀、鞍手、中間、北九州を中心とした地域にてお墓のお仕事をさせていただいております、共同石材株式会社の中嶋です。鞍手町の野墓地にて、お墓周りの土間コンクリートを拡張する工事をお任せいただきましたので、ご紹介いたします!

 

鞍手町野墓地 お墓周り土間コンクリート拡張工事

 

お墓の周りに雑草が生えて困っているというご相談をいただきました。お墓があるのは当社から車で10分ほどの鞍手町にある墓地で、よくお仕事をさせていただく墓地です。

 

こちらがご相談いただいたお客様のお墓です。墓地内の他のお墓を建立したり、以前から色々な方にお世話になっていて、今回のお客様もそうした他のお墓仕事の話を聞いてお声かけくださったことで以前からご縁があった方です。お墓は弊社で建立したものではないものの、蝋燭立を追加でご購入いただくなど、ちょこちょこご依頼をいただいていました。

 

立派な石積みの土台のあるお墓で、周りにはこのようにコンクリートが打たれていました。ただ、その外側の土の部分に雑草が生えて困っているとのことでした。お写真を撮影した時はきれいに取ってありましたが、ご高齢のお客様でしたので、草取りも大変になってきたそうです。そこで、コンクリートをもっと広く打って管理しやすくしたいとご希望でした。

 

こちらはお墓後方です。ご親類の方のお墓があり、この間も土のままになっていました。草取りが大変だということはもちろんですが、お墓を大切にされている方なので、草が生えていること自体が気になっておられるようでした。

お墓の状態を確認して、どのくらいコンクリートを延長して打つのかなどご希望を伺い、工事の内容やお見積りについてご説明して工事に入ります!

 

工事が始まっています。まずはコンクリートを打つ場所の準備として、床堀をしています。お墓の前方の土を、重機で漉き取っています。今回はお墓の隣も広く空いていたので、小さな重機を入れて作業することができました。

 

コンクリートを打つ場所は、このように杭などで目印を付けておきます。

 

掘り下げた場所に砕石を入れて、しっかり地固めします。お墓の入り口手前にあった階段石と踏み石は一旦取り除いて地固めをしました。

 

今回はきっちり境界を出すためにコンクリートを打つ場所に型枠を組みました。階段石もコンクリートに埋め込むように設置します。このあと、ワイヤーメッシュを入れてコンクリートを流し込みました。

 

しっかりとコンクリートが固まったら完成です!

 

コンクリートの表面は、今回は面積が広いため左官専門の職人さんに仕上げてもらいました。とてもなめらかできれいに仕上がっていますね。また、わずかに傾斜を付けて水が溜まらないようになっています。外側にはさらにバラスを敷いて、できるだけ草が生えないように仕上げました。

 

コンクリートの角の部分はそのままでは割れやすくなるため、丁寧に角を取って仕上げています。階段石は段差がなるべく少なくなる高さで調整して設置しました。

 

近くにお住まいのお客様は工事中もちょこちょこ見に来てくださって、工事完了後は「これでだいぶ楽になるやろう」ととても喜んでくださっていました。「墓地内に草が生えないようにしたい」というご相談は、お墓のご相談内容でも多い内容のひとつでたくさんのご相談をいただいていますが、特にこうした野墓地や地域墓地では、お墓の中だけでなく周りや通路などに草が生えて困っているという方もおられると思います。コンクリートを打つなど対策をしておけば、草が生えないだけでなく、歩きやすくて安全にもなります。雨が降ったあとのお参りでぬかるむこともありません。石屋さんに頼んでよいの?と思われる方もおられるかもしれませんが、お墓周りのことでしたらどんなご相談も承っていますので、まずはご相談いただければ、ご希望やご予算に応じた対策をご提案いたします。お気軽にご相談ください^^